「LP(ランディングページ)」は商品の購入やサービスの申し込み・問い合わせなどのアクションを起こしてもらえるよう作成したWebページで、「問い合わせ」・「申し込み」・「販売ページに進む」など目的に合わせたページにお客さまを誘導するのが目的です。
一昔前まではフォームの設置や販売ページへの誘導がほとんどでしたが、最近では「LINE公式アカウント」への誘導をして問い合わせや購入に繋げるLPが増えています。
今回は「LP」と「LINE公式アカウント」を組み合わせることでどんな効果があるのか、そしてLINE公式アカウントを導入するべき理由についても解説します。
LINE公式アカウントとは
LINE公式アカウントとは、主に企業や店舗が集客や売上アップ・情報提供に利用するビジネスアカウントです。新商品やセールの情報、イベント告知やクーポン配布などを登録しているお客様(友だち)に発信できるようになります。
LINEはすでにアプリを利用している人が多いのでアプリの利用に抵抗感がなく、閲覧される可能性が高いことが大きなメリットです。
一度LINEに登録してもらえれば継続的なアプローチができるようになり、再来店・リピート購入などのアクションに繋げやすくなります。
LINE公式アカウントでできること
LINE公式アカウントでは以下のようなことができます。
LINEを使えばお客様とコミュニケーションしやすくなり、今までは紙が主流だったショップカードやクーポン作成・配布も簡単です。
今の時代、企業や店舗が売上を伸ばすための必須のツールであると言えるでしょう。
【3つの効果】好相性!LPとLINE公式アカウントの組み合わせ
LINE公式アカウントはLPと組み合わせるとより効果を発揮しす。
LPとLINE公式アカウントを組み合わせることで期待できる効果は以下の3つです。
- 新規顧客獲得
- リピーター獲得
- 業務効率化
それぞれ解説します。
1:新規顧客獲得
まずLPとLINE公式アカウントとの連携で期待できるのは新規顧客の獲得です。
これまではLPで商品やサービスを紹介し、問い合わせフォームや電話問い合わせに誘導することで売上アップを狙った方法が主流でした。
しかし、問い合わせやフォーム入力となると「商品・サービスを購入しなければいけないかな?」と思われがちで心理的ハードルが高くなってしまいます。
LINEへの誘導ならば「すぐに商品やサービスを購入するにはハードルが高いけど興味はある」という方でも行動しやすくなります。
一度登録してもらえれば定期的に情報発信でアプローチできるようになるので、後の購入に繋げることが可能です。
さらに問い合わせやフォーム入力では名前や住所などの入力が必要となり手間がかかりますが、LINEの友だち登録ならば個人情報の入力が不要なのでお客様の手間を大きく減らせます。
LPの友だち登録を促すボタン付近に「友だち登録でお得になるクーポンをプレゼント」と記載しておけば、お得感を演出できます。
2:リピーター獲得
LINE公式アカウントと友だち登録してもらえれば、定期的な配信でリピート購入が期待できます。
一度購入していただいた方でも定期的にメッセージを配信してLINEに表示させることで、追加の購入や関連商品などのアピールなどができます。
その際に有効なのが「リッチメニュー」です。リッチメニューはトークルーム下部に表示される画像付きのボタンで、活用すれば配信内容とは別に訴求したい内容、常時配信したい情報などがある場合でもさりげなくアピールできます。
リッチメニューに掲載する内容としては、以下のような内容がおすすめです。
- 公式ホームページへの移動ボタン
- ショップカード
- クーポンボタン
- オンラインショップへの誘導ボタン
- 発信しているSNSへの誘導ボタン
- よくある質問集
リッチメニューはテキストよりも視覚効果が高い情報発信ができ、配信時にお客様の目に触れる場所なのでメニュークリック率も上がる傾向にあります。
他にもクーポン作成機能を活用してLINE独自キャンペーンを実施したり、抽選機能で楽しませながら販促活動をする方法もあります。
3:業務効率化
LINEを使うことで期待できることの3つ目は業務効率化です。
LINE公式アカウントでは、反応する条件と返答する文面を事前に設定しておくことで自動返信できます。メッセージが来た場合に一律応答したり、特定キーワードが送られてきた時に決められたメッセージを返信することも可能です。
自動返信機能はリッチメニューと組み合わせて利用すると、さらに効果を発揮します。
例えば「特典」とリッチメニューに作成しておき、タップすることで特典の詳細をメッセージとして配信する設定にします。すると、お客様はリッチメニューをタップするだけで手軽に特典を得られるようになるのです。
リッチメニューは画像やイラストも一緒に掲載できるので視認性が格段に上がり、成果に繋がりやすくなります。
LINE公式アカウントを導入するべき理由
LINE公式アカウントを利用するべき理由は以下の5つです。
それぞれ解説します。
1:ユーザー数が多い
LINEの利用者は9,600万人(国内月間・2023年12月時点)で、日本人のおよそ70%が利用しています。利用している年代も幅広く、60〜70代でも多くの方が利用しているのが他のSNSと違う点です。
多くの業種・業態のお店・サービスでも利用しやすいSNSと言えます。
2:開封率が高い
LINEからのメッセージ配信は開封率が高いのも大きなメリットです。従来からの方法(メルマガ)では開封率は20%程度であるのに対し、LINEでは60%以上の開封率と言われています。
また、LINE公式アカウントからのメッセージをその日のうちに見る人は利用者の約80%というアンケート結果も出ています。
情報発信をする際、いくら販売者側から発信しても開封して読まれなければ意味がありません。LINEならより多くの人に知ってもらえて効率的であり、低コストで売上アップに繋がりやすくなります。
3:無料でスタートできる
LINE公式アカウントは無料で導入可能です。有料プランもありますが、無料版でもすべての機能を利用できます。
無料版と有料版で違うのは、メッセージ配信上限と追加メッセージの有無です。
まずは無料プランで試して、たくさんメッセージを配信するようになったら有料版にアップグレードしましょう。
4:登録や運用が簡単
もし情報発信のために専用アプリを開発する場合、時間やコストが多くかかってしまいます。
セキュリティ管理や日頃のメンテナンスも手間がかかり、特にサービス提供初期ではお勧めしにくい面があります。
新しくアプリをダウンロードすることに抵抗感があるお客様も一定数いるため、既に使われているツールを利用した方が安心して使いやすいです。
LINE公式アカウントならば登録・設定が簡単にできます。
すでに多くのユーザーが利用しているので新しくダウンロードしてもらう必要もなく、アカウント作成も5分ほどで完了するので思い立ったらその日のうちに情報発信ができます。
5:マーケティングに便利な機能が充実している
LINEはお客様とコミュニケーションや知って欲しい情報を常時表示したりして販促活動ができますが、データ分析機能もあります。
友だちの追加数やブロック数・配布クーポンの開封者数などの分析ができるので、分析結果から効果の高いメッセージの配信の方向性や効果的なクーポン配布など反応されやすい方法が数値でわかるようになるのです。
統計結果を参考にお客様とのコミュニケーション方法がブラッシュアップできれば、売上アップできる行動がわかるようになるでしょう。
LPからLINE公式アカウントに誘導して売上アップ!
今回はLPとLINE公式アカウントを組み合せると得られる効果と、LINE公式アカウントを導入するべき理由について解説しました。
LINE公式アカウントは企業や店舗がビジネスのために開設するアカウントで、友だち登録してもらうことで新商品やイベント告知などをして集客・売上アップに繋げます。LINEは多くの人、世代で利用されているため登録してもらいやすいです。
見込み顧客を集めやすいLPと、継続的アプローチしやすいLINE公式アカウントとの相性は抜群で多くの企業が導入しています。
LPとLINE公式アカウントを組み合わせることで期待できる効果は以下の3つでした。
LINE登録への心理的ハードルが低く、登録操作も簡単なので新規顧客獲得に繋がる
メジャーなアプリを利用することと視覚的にわかりやすい情報発が簡単・継続的にできるのでリピーター獲得しやすい
自動返信機能で業務効率化とコミュニケーションコスト削減
さらに、LINEはユーザー数も広い世代で日本人の約70%が利用しており、発信した情報を閲覧してもらいやすいアプリです。既存のアプリを利用するので運用も簡単、メッセージの反応などの統計を確認できます。
メッセージ発信数に上限はありますが、無料でスタートできるのも嬉しいポイントです。
ぜひ、LPで集客する際には、一緒にLINE公式アカウントの導入もご検討ください。
LINE公式アカウントの解説はこちら→
LINE公式アカウントを利用するならば、「リッチメニュー」の導入がおすすめです。
目を惹くリッチメニュー、LPと連動したリッチメニューの作成も可能です。LP作成の際には、リッチメニューの作成もぜひお任せください。
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